共同通信社の衆院選出口調査を分析すると、佐賀1区で再選を果たした民進出身で無所属前職の原口一博氏(58)は、無党派層の7割から支持を得て、与党との対決姿勢を鮮明にした各野党の支持層にも満遍なく食い込んだ。敗れた自民前職の岩田和親氏(44)は、協力体制を組んだ公明からの支持が6割にとどまり、無党派層の支持も2割に低迷したことが響いた。

 調査は投票日の22日、佐賀県内の48投票所で1923人(1区1014人、2区909人)に聞いた。

 1区の原口氏には、公認候補での出馬を公示直前に取りやめた希望の党の支持層の78・9%が投票した。立憲民主、社民支持層の9割から得票するなど「リベラル層」にも浸透した。候補を一本化して協力した共産の85%を固め、さらに自民の24・5%、公明の32・8%からも支持を得た。

 岩田氏は自民の75%、公明の65・5%を固めたものの、無党派層は24・8%にとどまった。年代別では10代と30代で原口氏を上回ったが、他は全て原口氏が5~6割の支持を集めた。

 2区は、民進出身で希望前職の大串博志氏(52)が49・8%、自民前職の古川康氏(59)が45・5%と支持が分かれた。大串氏は希望の91・3%、立憲民主の75%から支持を得て、自民の22・2%、公明の33・3%にも食い込んだ。古川氏は自民の76・4%、公明の61・1%を固めた。無党派層については大串氏が57・9%だったのに対し、古川氏は38・8%と差が出た。

 1区の幸福新人の中島徹氏(43)、2区の共産新人の大森斉氏(62)は伸び悩んだ。

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