鍋島中学校に設けられた衆院選の投票所で、1票を投じる有権者=22日午前11時ごろ、佐賀市鍋島

■政局混乱、台風も影響

 

 佐賀県選管がまとめた衆院選県内小選挙区の投票率は59・46%だった。戦後最低だった前回(2014年)の57・77%を1・69ポイント上回ったものの、伸び悩んだ。野党再編で公示直前まで政局が混乱したことに加え、台風接近に伴う天候悪化も影響したとみられる。

 前々回(12年、61・86%)から2回続いた戦後最低の更新は免れたものの、今回も50%台にとどまった。05年と09年は70%を超えており、投票率の低落傾向は続いている。

 今回は衆院解散から投票までが3週間余りと短く、野党再編や新党設立によって情勢が急変した。県内の選挙区でも対決の構図が目まぐるしく変化し、有権者に戸惑いが広がったようだ。全国情勢で自民が優勢との観測が広がったことも、盛り上がりを欠く要因になった可能性がある。

 選挙区別では、1区が57・64%、自民と希望の前職が激しく競り合った2区が61・18%だった。市町別では2区の太良町が68・24%で最も高く、最低は1区の佐賀市の56・09%。男女別では男性が59・62%、女性が59・32%だった。

 期日前投票者数(不在者投票を含む)は15万7990人で、前回より5万6938人、56・3%の大幅増。台風接近も影響したとみられ、有権者の2割以上が21日までに投票した。

 当日有権者数は68万8365人(男性32万1276人、女性36万7089人)で、1区33万4711人、2区35万3654人。

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