当選が確実となり、花束を手に笑顔を見せる原口一博氏=22日午後8時38分、佐賀市神野東の事務所

 6人が立候補した佐賀県内の2小選挙区は22日の投開票の結果、1区は無所属前職の原口一博氏(58)が10万5487票を獲得し、自民前職の岩田和親氏(44)を破って8回目の当選を果たした。2区は台風接近の影響で離島の投票箱を運ぶことができず、唐津市選管は23日に開票を繰り延べた。唐津市以外の得票では、希望前職の大串博志氏(52)が自民前職の古川康氏(59)を約1万8千票リードしている。

 県全体の投票率は59・46%で前回より1・69ポイント増加した。選挙区別では、1区57・64%、2区61・18%だった。

 1区は1996年の小選挙区制実施以降、原口氏と自民候補が議席を交互に奪い合ってきたが、原口氏が初の連勝を飾った。公示日直前に希望の党公認を辞退し無所属の出馬を表明したことで、共産が候補者擁立を見送り、「野党一本化」が実現。政権批判票を一手に受け止めた。

 3期目を目指した岩田氏は、前半戦で大票田の佐賀市が市議選と重なり、出遅れを挽回できなかった。前回参院選に続き国政選挙に挑んだ幸福新人の中島徹氏(43)は及ばなかった。

 2区は、台風21号の接近で離島の投票箱を運ぶ船が運航できなかった。公職選挙法では原則として、市町ごとに全ての投票箱がそろわなければ開票できない。この影響で、比例九州ブロックで小選挙区との重複立候補者に関する比例復活も確定できなかった。唐津市以外の得票は、大串氏が8万3746票、古川氏が6万5780票、共産新人の大森斉氏(62)が4936票になっている。

 

【佐賀1区】    

 105,487当 原口一博(58)無 前 

民進党副代表(党常任幹事会議長、衆院総務委員長、総務相、県議)佐賀西高-東京大文卒、佐賀市高木瀬東  当(8)

 

 78,972◆岩田 和親自前

 5,086 中島  徹諸新

 

選管最終。◆は比例代表重複。○内の数字は当選回数。( )内は過去の経歴。

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