九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)が再稼働の前提となる新規制基準に適合していると認めた原子力規制委員会の「審査書」案に対し、一般公募していた意見が約4200通寄せられたことが13日、関係者の話で分かった。

 規制委は11月9日に事実上の合格証に当たる審査書案を了承し、翌10日から今月9日までの30日間、科学的、技術的な意見を一般公募した。今後、内容を精査し、反映させた上で、規制委の定例会合に諮り、正式合格となる。

 規制庁の関係者は「川内以後、各原発への意見の数は減少傾向だったが、玄海は予想外の多さだ」と述べ、精査に時間を要するため、年内の正式合格は「難しいのではないか」との見方を示した。

 これまでに審査合格した原発5例の意見公募では、15年夏に全国に先駆けて再稼働した川内原発1、2号機(鹿児島県)が1万7819通で最も多く、玄海原発はこれに次ぐ多さ。高浜原発3、4号機(福井県)は3615通、伊方原発3号機(愛媛県)は3464通、運転開始から40年を超えた高浜1、2号機は606通、同じ老朽原発の美浜原発3号機(福井)は1390通だった。

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