鳥栖-神戸 前半38分、鳥栖DFキム・ミンヒョク(中央)がゴールを決めて2-1と逆転する=兵庫県神戸市のノエビアスタジアム神戸

 チームの守備の要が、またしても攻撃で輝きを放った。前半38分、DFキム・ミンヒョクが左CKを頭で合わせて鮮やかに決勝点。鳥栖在籍4年目にしてリーグ戦初ゴールを決めた第26節・甲府戦(9月16日)に続き、チームを勝利に導いた。試合終了のホイッスルが鳴り、ピッチに大の字に倒れ込むと、駆け寄ったチームメートからもみくちゃにされた。

 神戸に主導権を握られたものの、1-1に追い付き、鳥栖がさらに攻勢をかけていた時間帯だった。MF原川から正確なボールが供給され、「入ったところにそのまま来たので、後は仕留めるだけだった」とキム・ミンヒョク。187センチの長身を生かして頭一つ相手守備陣から抜け出し、豪快にゴールネットを揺らした。

 本職の守りでは、元ドイツ代表FWポドルスキら強力な攻撃陣に当たり負けしない対人の強さを発揮。球際で激しく競り合い続け、試合終盤には足をつって、味方選手に足を伸ばしてもらう場面もあった。前節・C大阪戦では悔しい逆転負けを喫したこともあり、「組織として戦うことができた。チームの力になれたことが何よりよかった」と喜んだ。

 この日の勝利でJ1残留が確定し、リーグ戦もいよいよ残り4試合。「目の前の試合で勝つことだけを考えていく」。勝利に対する執念を見せたヒーローは力強く言い切った。

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