「会話を大事に」と呼び掛けた淑徳大学の結城康博教授=佐賀市のホテルマリターレ創世

 自身が受ける介護が困難にならないための「介活」(介護活動)を勧める講演会が16日、佐賀市であった。在宅介護を専門とする千葉県淑徳大学の結城康博教授が登壇し、「周囲との会話を大事にして」と呼び掛けた。

 結城教授は会話をすることで周囲との関係が構築され、「認知症になって徘徊(はいかい)しても、近所の人が気付いてくれるはず」と話した。認知症高齢者の行方不明件数と介護離職数がともに増えている現実を挙げ、「介護離職は現役世代が高齢者になった時の経済状況を厳しくさせる」と指摘した。

 サロンや公民館などの高齢者が集まる場所でのボランティア活動を推奨し、「将来に向けた情報収集ができる。そこで築いたネットワークを老後に役立ててほしい」とアドバイスを送った。

 参加した佐賀市在住の80代男性は「私もいつかは認知症になるかもしれない。精いっぱい皆さんとお付き合いして人生を全うしたい」と講演から学び取っていた。

 講演会は県労働者福祉協議会主催で、第47回県高齢者集会・第46回県社会保障推進大会とともに開かれた。

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