毛やりを持ち、山笠を先導する羽熊行列=唐津市相知町

 唐津市相知町の熊野神社秋季例大祭「相知くんち」で21日、唐津藩の大名行列を受け継ぐ羽熊行列(市指定重要無形民俗文化財)があった。羽熊(毛やり)や挟箱を持った男たちが山笠を先導し、「ヤッホイ」のかけ声とともに町を練り歩いた。

 長さ約3・5メートル、重さ約20キロある毛やりを交代で持ち、次の人へ投げ渡しながら行進した。後には稚児行列などが続き、高さ約7メートルある山笠2台が最後尾を進んだ。毛やりが宙を舞うたび、沿道の見物客から歓声が上がった。地元の納富達彦さん(65)は「ここでしか見られん祭り。伝統を守ってほしいけど、参加する人が少なくなったね」とさみしそうに笑った。

 行列はかつて唐津くんちで行われていた。1873(明治6)年、道具が熊野神社に譲られたことをきっかけに、同町に引き継がれたとされる。

 最終日の22日は、午前11時から子ども羽熊行列と山笠の巡行を行う予定。

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