来春完成予定の波多津町コミュニティーセンターの外観

波多津町に新しくできるコミュニティーセンターに自作の日本画を寄贈した脇山スミコさん(右)。左は塚部芳和伊万里市長=伊万里市役所

■観光交流の機能も 住民主体の活動拡充へ 来春完成予定

  伊万里市波多津町で、住民の新たな活動拠点となるコミュニティーセンターの建設が始まった。従来の公民館としての役割に、農漁業体験や民泊など観光交流拠点としての機能が加わり、熱心なまちづくりの取り組みがさらに充実しそうだ。来春完成予定。

 築45年の波多津公民館の代替施設として市が整備する。公民館北側に鉄骨平屋823平方メートルを建設。講堂と調理室、コミュニティーバスの待合室などを備え、事業費は約3億1千万円。そのうち9千万円を国の地方創生交付金で賄う。

 波多津町は住民主体のまちづくりが活発で、地域ぐるみで少子高齢化や働く場不足などの課題に取り組んでいる。その中の観光交流や特産品開発の部分をセンター開設に合わせてNPO法人化し、施設内に事務所を置く。

 市の担当者は「まちづくりの拠点ができることによって、活動の幅は広がるはず。地域がもっと生き生きするきっかけになれば」と期待を寄せる。

■ふるさとへ自作の絵寄贈脇山さん

    ○…伊万里市波多津町出身の脇山スミコさん(87)=福岡県古賀市在住=が、来春完成予定の「波多津町コミュニティセンター」に自作の日本画を寄贈した。

 脇山さんは地元の小学校で教師を務め、結婚を機に古賀市に移った。絵を本格的に始めたのは55歳で退職してからで、福岡県展など数々の美術展で入賞している。

 寄贈作品は「いちじく」と題した約1・2メートル四方の大作。イチジクの実と葉を大胆な構図と繊細な色調で描いている。市役所であった贈呈式では、塚部芳和市長が「ふるさとへの思いも感じる素晴らしい作品。センターのこけら落としで披露し、大切に飾らせていただく」と謝辞を述べた。

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