衆院選は21日、選挙戦の最終日を迎える。22日の投開票を前に、激戦を繰り広げている佐賀1、2区の各陣営の選対幹部に手応えを聞いた。(上から届け出順)

■1区

十分逆転できるまでに 岩田和親陣営・木原奉文選対本部長

 自公政権の是非を問うて選挙戦を進めてきた。相手候補が無所属となり、共産が候補を降ろしたため、共産票が相手側に動いた状態からの厳しいスタートだった。岩田候補は与党候補として、農漁業振興、インフラ整備、国防や少子高齢対策など政策の実効性や政治の責任を訴え続けた。
 相手の背中を追ってきたが、十分逆転できるところまで来た。佐賀市議選が終わって市議も精力的に動き、連立を組む公明党からも支援を受けている。自公の組織力をしっかり生かし、何としても佐賀1区の保守の議席を死守する。


若い世代、主婦に好感触 中島徹陣営・吉川克寿後援会会長

 まだまだ政策が十分に伝わっていないかもしれない。ただ、一度聞いてもらえれば、納得してもらえる政策、いまの日本にとって確実に必要な政策を訴えていると自負している。教育の充実や消費税減税を訴えていく中で、若い世代や主婦層にはいい反応を感じることもあった。
 しっかり浸透してきていると思うが、自分たちはまだチャレンジャーの立場。限られた残りの時間の中で、支持してくれている人を盤石のものにしていく。その上で、自分たちは皆さんに見える場所で、しっかりと訴え掛けていきたい。


与党支持者に食い込む 原口一博陣営・中村哲治選対本部長

 原口候補は死の淵からはい上がり、前回できなかった分まで選挙区各地を走り回っている。「かけがえのない命を守る」「国会を国民の手に取り返す」と語り、有権者との心の輪がだんだんと広がってきている。
 無党派層だけでなく、与党の支持者にも食い込んでいる実感がある。「比例は与党でも、小選挙区は原口一博」とする人をますます増やしたい。
 ただ、わが陣営はいつも挑戦者。最後の1日、今の政治に対して「何か違う」と思っている方々は、党派を超えて結集してもらうよう全力で訴えていきたい。


■2区

応援電話多く思い痛感 大森斉陣営・井上祐輔選対本部長

 短期決戦で選挙準備が満足にできなかったが、反応はいい。事務所への応援の電話も多く、「安倍政権を止めてほしい」という有権者の強い思いを感じる。
 前半は佐賀市議選に割いた人員を、衆院選に投入し活気が出てきた。知名度で差がある分、他候補が触れない原発やオスプレイに反対し、争点化を狙う。組織ではしがらみや締め付けもある中、農村漁村でも応援してくれる人が出てきた。
 民進の希望合流を受けて行き場を失った票を取り入れたい。九州の小選挙区と比例で6議席、県全体では4万6千票を目指す。


必死に地域回った成果 大串博志陣営・田中源一総括責任者

 前回から約3年間、候補が必死になって地域を回ってきた成果が選挙戦で出ている。旧3区でも街宣車にいい反応をしてもらい、各地の総決起大会は前回以上の人が集まって熱気もあり、「絶対に勝つ」との思いをみんなで共有できているのを実感する。
 新党はプラスマイナスがあったが、二大政党をつくるという候補の決意で「大串党で行く」と結束できた。相手に近づいているが、まだ届いていない。候補のキャッチフレーズの「電話1本」にならい、支援の輪を広げる「電話10本作戦」を最後まで展開する。


活動の評価広がり実感 古川康陣営・大場芳博選対本部長

 大接戦になっている。一瞬たりとも気を緩めることがなく、一層の支持拡大を図っている。当初は対立軸が見えない感じもあったが、自民党としての政策を訴え、さらに地元の声や要望に丁寧に耳を傾けて実現している「政権与党の議員」ならではの活動を伝えてきた。総務官僚と知事の経験を生かし、政治を熟知した活動への評価の広がりを実感している。希望の党の風は感じない。
 地元唐津での総決起大会は席が足りずに階段に座っていただいた方も多かった。唐津の勢いを全域に広げ、全力で戦い抜く。

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