追いつけるか。抜け出せるか-。衆院選最後の平日となった20日、佐賀県内の各候補者は必死の形相で選挙区内を走り回り、支持を訴えた。全国でも注目の接戦となっている佐賀1、2区。最終盤でも情勢は混沌(こんとん)とし、候補者は一人でも多くの有権者の手を握ろうと、通行人の輪に飛び込み、街頭演説やつじ立ちで声をからした。

 

【佐賀1区】

 

 自民前職・岩田和親候補(44)は大票田の佐賀市で街演した。市民に駆け寄って握手し、「相手の足元が見えてきた。ゴールまでもう一歩、力を貸してください」と頭を下げた。夜に総決起大会を開き、逆転を誓った。最終日も市内を回り、商業施設で演説する。

 

 幸福新人の中島徹候補(43)は、佐賀市内を重点的に回った。「佐賀が一番を実感できるように」。一貫して訴えてきたオスプレイ配備の勇断や消費税減税について熱弁した。最終日も佐賀市を中心に回り、有権者の心をつかむため声を張り上げる。

 

 無所属前職の原口一博候補(58)は佐賀市内を回り、「比例復活はない」と背水の陣を強調。夜の個人演説会後には元後援会長の通夜に訪れ必勝を誓った。最終日は鳥栖市から出発、午後は佐賀市で連合佐賀の大会や大型商業施設で最後の上積みを訴える。

 

【佐賀2区】

 

 共産新人の大森斉候補(62)は小城市と多久市を走った。公民館や神社、駅を回って玄海原発再稼働やオスプレイ配備への反対を主張し、「安倍政権を止めよう」と声を張り上げた。最終日は唐津市で街宣し、午後7時半ごろ、市役所前で最後の訴えを届ける。

 

 希望前職の大串博志候補(52)は唐津、多久市などを回った。小城市の総決起大会では民進党の蓮舫前代表の応援も受け、「選挙区で勝つことを皆さんと一緒に成し遂げたい」と力を込めた。最終日は唐津、鹿島、伊万里市など選挙区一帯を駆け巡る。

 

 自民前職の古川康候補(59)は武雄市で街演。夜には同市文化会館で選挙戦最後の総決起大会に臨み「厳しい戦いだが負けるわけにはいかない。皆さんの力を」と訴えた。最終日は唐津市を回り、夕方は曳山(ひきやま)関係者らに支援を訴え、武雄事務所でマイクを納める。

このエントリーをはてなブックマークに追加