衆院選最終盤で論戦が白熱する中、選挙権を得たばかりの10代の有権者たちはさまざまな思いで選挙戦を見つめている。15日投票だった佐賀市議選を棄権した10代は「衆院選は絶対投票する」と関心を示す人がいる一方、「興味がないので多分行かない」と冷ややかに見つめる人も。なじみの薄い政治や選挙とどう向き合うか、考え始めている。

 

■「興味ない、変わらぬ」

 

 「市議選があっていたのは微妙に知っていた」という男子高校生(18)は「誰に投票していいか分からないし、どんな政策をするのかも分からなかった」と棄権の理由を語る。選挙カーを見かけるたびに「頑張ってください」と手を振ったが、衆院選も「関心がないので多分行かない」。

 「誰に投票しても変わらないと思う」という女子生徒(18)は「若者が得をするというか、いい方向に向かうような政策を示してほしい」と注文する。ただ、政治への期待感はなく、衆院選も棄権するつもりだ。

 

■「衆院選は絶対投票」

 

 市議選には「うっかり行きそびれた」という佐賀大1年の男性(19)は「大学の授業やサークル活動が忙しかった」。衆院選の投票日は学祭と日程が重なっているが、「選挙権があるから行くべき」と時間をつくる。同じく「うっかり棄権」の男子生徒(18)は「昼寝をしたら寝過ごして…。それで誰かにしかられたわけでもなく、なんだか不思議な感じ」。今は投票に行くべきだったと後悔しており、「衆院選は絶対行きます」と断言する。

 別の男子生徒(18)は「国会議員を選ぶのは大切と思う。将来のことを考えると、保育園不足の問題は気になる。子育てしやすい政策を期待したい」。初めて手にする1票を誰に託すか、投票日の22日までじっくり考える。

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