JA青年組織活動実績発表の県大会で最優秀賞に輝いたJAからつの吉村和寛さん=佐賀市のメートプラザ佐賀

 第62回JA佐賀県青年大会(県農協青年部協議会主催)が19日、佐賀市で開かれた。組織活動実績発表の部で吉村和寛さん(JAからつ青年部東部支部)、青年の主張の部では庄島英史さん(JAさが神埼地区青壮年部三瀬支部)がそれぞれ最優秀賞を受賞した。

 吉村さんは婚活イベントやスポーツ交流、親子体験などに力を入れている青年部の活動を紹介。大阪からUターンして就農した庄島さんは、自らが農業で成功して後に続く人を増やし、地域を活性化したいと語った。

 2人は12月5、6の両日、佐賀市で開かれるJA九州沖縄地区青年大会に県代表として出場する。発表要旨を2回に分けて紹介する。

■婚活イベントなどに力後継者づくり 地産地消「愛情を隠し味に」

吉村さん(JAからつ東部支部)発表要旨

 青年部に入って16年目。当初は参加するのが正直面倒くさいと思うこともあった。でも、活動後の汗流し(酒席)で施設ビニールの張り方や農機具の整備・点検など、農業をする上で必要なことを先輩に教えてもらった。この経験は青年部に加入し、活動していたからこその財産だ。

 唐津は山、川、海と三拍子そろった自然豊かな場所。ハウスミカンやイチゴ、タマネギ、コメ、トマトなど多くの農畜産物が生産されている。そんな地域でも、生産者の高齢化や後継者不足で休耕田や遊休農地が増えている。若い人に農業への興味を持ってもらおうと、青年部では特に三つの活動に力を入れている。

 一つ目は婚活イベント。女性の参加者を募るのは毎回苦労するが、唐津の素晴らしさ、青年部盟友の農業に対する熱い気持ちや農業の大切さを感じてもらい、後継者不足の解消や女性の農業への意識改革に少しでも貢献したい。

 二つ目はスポーツ大会。和気あいあいの雰囲気で、試合中にも生産者同士の会話が飛び交う。地区の違うチームが合同で汗流しもする。1人でも多くの新規加入を目的にしたい。

 三つ目は、JAからつ女性部が行う「あぐり親子スクール」。農業や自然の大切さ、食の安全安心を感じてもらう活動で、青年部も3年前から手伝っている。

 私も先日、地産地消カレー作りに参加した。6人の子供と班を組み、何を買うのか話し合って買い出しに行った。初めは「ナスやピーマンは入れん」と言っていた子供たちが、「唐津産って書いてある!」と次々に買い物かごに入れていった。みんなで協力し、調理したカレー。苦手なナスやピーマンを気にせず食べる姿を見て、お母さんたちが一番驚いていた。ある子供が「隠し味に愛情を入れた」と言っていたが、愛情を込めるのは生産者にとっても大切なこと。子供たちから改めて気づかされた。

 この発表も、練習に付き合ってもらったり、パワーポイントで(発表資料を)作ってもらったり、陰で多くの仲間に助けてもらった。1人ではうまくいかないことも多くの盟友の協力で一つのものになる。今後も人と人とのつながりを大切に自分ができることを探しながら、JAからつ青年部をアピールしていく。

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