国際的な食品衛生管理基準への対応について専門家が助言したセミナー=佐賀市の同センター

 欧米に輸出する際に必要となる食品衛生管理基準「HACCP(ハサップ)」に関する企業向けセミナーが17日、佐賀市であった。国内でも認証の義務化に向けた検討が進んでおり、基準を満たすために加工施設などに求められる対応を専門家が説明した。

 

 HACCPは、異物混入や食中毒などの問題発生要因を洗い出し、防止策を講じて監視する管理手法。原料調達から加工、出荷まで厳格なチェック体制が求められるため、企業の認証取得をサポートするHACCP認証協会(福岡県筑後市)の中山博友会長は「現場の誰もが関われるように、手順やマニュアルを共通化することが重要」と助言した。

 ほこりなどが落ちてこないように天井をビニールで覆うなど、設備投資を抑えて衛生水準を高めた認証企業の取り組みも紹介。食の安全に対する関心の高まりを踏まえ、「リコール(無料回収)の対応手順も明記すると顧客は安心する。認証後に売り上げを伸ばした企業もある」と効果を話した。

 セミナーは県工業技術センターが主催し、県内の食品加工業者から約40人が参加した。

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