最後のポーズを笑顔で決める堀口さん(左)と熊谷さん=福岡県飯塚市の嘉穂劇場

(右から)優勝を喜ぶ熊谷さん、講師の樺澤さん、堀口さん=佐賀市

 シニア世代のダンス選手権「介護なき讃会(たたかい)」が福岡県の「嘉穂劇場」で開かれ、佐賀市のフラメンコ教室「ラ・アレグリア」に通う熊谷真理子さん(65)=佐賀市=と堀口満智子さん(70)=嬉野市=のペアが優勝した。2人は「教室のみんなで取った賞」と喜びを語った。

 同大会は高齢者の人たちが日頃練習してきたダンスを披露してもらおうと福岡県飯塚市の市民などでつくる実行委員会が開き4回目。今年は福岡、熊本、佐賀県などから65~90歳の57人が参加し、クラシックバレエやフラダンスなどを披露した。ダンスの技術のほかに「生き生き度」も審査された。

 2人は出会いやけんかなど四つのストーリーを表現したフラメンコ「セビジャーナス」を約10カ月かけて練習して臨んだ。ストーリーに合わせ表情を変え、足のステップでリズムを取り、キレの良いダンスを披露。「バストン」というつえを持ち、パンツ姿で踊り、同教室の講師の樺澤幸さん(42)は「フラメンコはスカートにカスタネットというイメージ。そのイメージと違っていたのも高評価だったのかもしれない」と振り返った。

 本番3日前、緊張で息が合わずばらばらだったという。不安な気持ちで迎えた本番だったが、息のぴったり合ったステップで、つえの音を会場に鳴り響かせた。「気持ちよかった」と熊谷さん。堀口さんは「終わったばかりだけど過去は過去。次は何を踊ろうかと考えてる」と早くも次回大会を見据えた。

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