機械にオリーブを流し込む=吉野ヶ里町

初搾りで抽出されたオリーブオイル

 認定NPO法人地球市民の会が、吉野ヶ里町にある山間の耕作放棄地を再生させるために栽培していた「吉野ヶ里オリーブ」がスタートから4年目でオイルの初搾りを迎えた。香り、味、口当たりともなかなかの出来栄えで、一般発売に向けて作業を進める。

 

 同会などが「オリーブの森プロジェクト」として、2014年にミカンの木を伐採するなどして土地づくりを開始。翌年に苗木を植樹し始めると、徐々に近隣の市町にも波及していき、「吉野ヶ里オリーブ」の輪が広がっていった。

 初搾りは9日に実施。同町の産直市場「吉野麦米」に設置した工房の専用機械で、皮や種を丸ごとかき混ぜ、遠心分離で油を抽出した。同会の西村一守理事(68)は「感無量。オリーブの香りがすごくよく、ピュアな味。口当たりもさらっとしている」と笑顔を見せた。

 出てきた油はろ紙でこして瓶詰め。一回に約100キロを搾って取れるのは5~7リットル程度という。作業にも約4時間を要するため、一般的には100グラムで4、5千円するという。

 一般向けの販売は来年以降になる見通しで、西村理事は「国産で付加価値は高い。しっかり販売できるように活動を続けていきたい」と意気込んでいる。

 

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