国営諫早湾干拓事業を巡る潮受け堤防の排水門開門の是非に関し、司法判断がねじれている二つの裁判の和解協議と審尋が13日、福岡高裁で開かれた。裁判所は長崎地裁で続く和解協議を見守りたいとして、次回期日を2月9日に決めた。

 和解協議は非公開。国側は、最終的な基金案や長崎地裁の今後の日程などを説明した。漁業者側は、開門も含めた論点整理の議論を求める意見書を提出した。

 この日は、開門調査を命じた確定判決の勝訴原告である漁業者らに、制裁金などの強制執行をしないよう国が求めた請求異議訴訟の和解協議と、長崎地裁の開門差し止め仮処分決定に国が不服を申し立てている保全抗告審の審尋が開かれた。両裁判は同時に審理されている。

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