運転免許の自主返納を考えている高齢ドライバーの手続きを緩和しようと、佐賀県警は11月1日から、親族ら代理人でも申請できる制度を始める。県運転免許センター(佐賀市久保泉町)と県内10警察署で受け付ける。返納に合わせ、身分証明書として使える「運転経歴証明書」の交付も申請できる。

 65歳以上の高齢者が対象で、代理で申請できるのは原則として親族。身寄りがない場合は福祉施設の職員なども想定している。手続きには本人の委任状と免許証、代理人の身分証明書が必要で、代理人が誓約書や申請書を書いて提出する。

 運転経歴証明書を希望する場合は本人写真が必要で、センターでは即日交付でき、警察署では2~3週間後に交付する。

 県警運転免許課によると、体が不自由だったり交通手段がなかったりした人が、返納できずに免許を失効したケースがあった。失効すると経歴証明書を交付できず、代理人制度を求める声が上がっていた。代理人による返納は、自主返納全体の1割を見込んでいる。

 代理人制度は8月末現在で、全国27都道府県で実施されている。運転免許課は「代理人は、申請者の意思を十分に確認した上で手続きをしてほしい」と話している。

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