病院内に車が突っ込んで多くの死傷者が出たという想定で実施された訓練=鳥栖市のやよいがおか鹿毛病院

 佐賀県東部の災害拠点病院に指定されている鳥栖市のやよいがおか鹿毛病院で19日、病院の1階ロビーに車が突っ込み多数の負傷者が出たという想定で訓練があった。重症度によって診療の順番を決めるトリアージや治療の手順、消防や警察との連携を確認した。

 福岡市の病院のラウンジに昨年末、車が突っ込む死傷事故が発生したことなどから、病院が事故現場となる訓練を初めて実施した。

 軽トラックが突入し、待ち合いの患者ら約30人が負傷したと想定した。病院関係者が手早く対策本部を立ち上げてトリアージポストや治療スペースを確保し、看護師らが、血のりをつけた模擬患者役の看護学生のけがを判別した。駆けつけた消防隊は、運転席に挟まれた運転手の救出などに当たった。

 鹿毛逸子常務理事(70)は「病院が事故現場になると、想定以上に混乱して対応が難しくなると実感した。反省点を今後に生かしたい」と振り返った。

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