個人演説会で主張を訴える岩田候補=佐賀市の南川副公民館

自身の政策を訴える中島徹候補=佐賀市のゆめタウン佐賀前

「命を守る政治をやらせてほしい」と訴える原口一博候補=神埼市中央公民館

 衆院選佐賀1、2区の候補者6人は、県内各地を駆け回り、街頭演説や個人演説会、決起大会で支持拡大を進めている。各候補は有権者にどのような言葉で政策や思いを訴えているのか。選挙区別に紹介する。(上から届け出順)

 

農漁業、中小企業元気に

岩田和親氏(44)自民・前

 寒い中、待ってくださる人がいた。握手したら手が冷たかった。支援者の気持ちに報いるため、絶対に負けるわけにはいかないという強い思いでここに立っている。

 多くの支えとともに公明党さんの支援、協力は不可欠だ。きちっとこのご恩に形で報いなければならない。公明の九州比例4議席を死守するために「選挙区は岩田、比例は公明」と伏してお願いします。

 愚直にまっすぐに政策を訴え、実行することを約束する。県議会議員、国会議員としての17、18年間、一貫して地方を元気にする政治を掲げてきた。都会が元気になり、地方が廃れる日本の未来はあり得ない。地方が、佐賀が元気になってこそ日本が元気になる。

 まずは漁業。日本に誇るノリの産地を守っていきたい。有明海再生を実感できるようにしないといけない。そして農業。生計を立てるための十分な所得がない。しっかりと寄り添い、豊かな農地を守っていく。

 佐賀1区の候補者の中で誰が一番汗をかいているのか。私だという自負がある。商工業でも若い人がチャレンジし、中小企業が佐賀の経済を支える担い手になってもらえるよう頑張っていく。

 この選挙を乗り越えないと、私は仕事をすることができない。今は崖っぷち。足を踏み外す寸前のところにいる。負けるわけにはいかない。踏ん張って、佐賀のために働かせてほしい。もう一押しのお力添えをお願いします。

 

憲法改正、消費税は減税

中島徹氏(43)幸福・新

 今回、一番訴えたいのは「清潔で、勇断できる政治を実現する」ということ。選挙に向けて三つの公約を掲げている。

 一つ目は国防。オスプレイの佐賀空港配備を勇断すること。いまの日本は非常に平和だと感じているが、世界を見渡すと、北朝鮮で核ミサイルを造り、日本に向かって撃とうとしている。その中で、今まで通りの一国平和主義ではもたない。今回は憲法改正も争点に上がっている。子どもや孫からこの国に生まれてよかったと言ってもらえるように、ここで勇断しなければいけない。もう先送りしてはいけない。

 二つ目は経済。消費税を8%から5%に減税する。いまの政権は2019年に消費税を10%に上げると明言している。年金をもらうために増税やむなしという方も多くおられる。たかが2%だが、されど2%。買い物には毎日お金がかかる。今、10%に上げてしまうと、さらに買い物をしなくなってしまい景気は悪化する。減税することでまず家計を守り、そして景気を上向きにしていきたい。

 三つ目は佐賀を暮らしやすさ、住みやすさナンバーワンにする。そのためには交通革命が必要。佐賀空港は広い。ここを“ハブ空港化”してアジアの玄関口にしていく。多くの国際的な方が降りたって、将来的にはリニア新幹線を大阪まで引いていきたい。

 未来を描くことができる政治家に託していただきたい。私はそれをできる自信がある。

 

立憲主義、命守る政治を

原口一博氏(58)無所属・前

 私は今回無所属を選択した。その理由の一つは初めて県議選に出た31年前の記憶だった。私が赤いラグビージャージーを着て走り回っていると、物陰から手を振っている人がいた。その人たちは「私は松林先生の娘です」「息子です」と言う。

 私の初代後援会長の松林寛之氏は心理学の先生で、僧侶、そして保護司でもあった。罪を犯した人を自分の子どもとして育てていた。「松林先生が応援されるのなら、将来私たちの光やぬくもりとなってくれるだろう」と話された。

 党の方針に沿わない人の「排除」をうたう希望への合流は、「誰一人としてひとりぼっちにしない」「誰一人として排除しない」という私のこれまでの政治の歩みと異なると思った。

 今回の選挙は立憲主義が問われている。どんなに多数で選ばれようが間違うことがある。だから憲法という枠組みの中であらかじめ権力を縛る。私たちは憲法という枠組みの中で自由に生き方を選ぶことができるし、選ばなきゃいけない。

 3年前は20秒立つのがやっとで骨髄炎にもなり、3回遺書を書いた。それでも皆さんの力で国会に送っていただいた。足は1センチ短くなったけど、難病を公表し薬があったのでかえって元気になった。問題が分かると解決方法がある。

 「今だけ金だけ自分だけ」の自民党政治が続けば、ポイントオブノーリターン(もはや後に引けない段階)。「命を守る政治」のために私を国会に戻してほしい。

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