「安倍長期政権と憲法改正の成否」のテーマで講演する歳川隆雄氏=唐津市の唐津シーサイドホテル

 佐賀政経懇話会・政経セミナー(佐賀新聞社主催)の10月合同例会が18日、唐津市の唐津シーサイドホテルで開かれ、国際政治経済情報誌「インサイドライン」編集長の歳川隆雄氏が、「安倍長期政権と憲法改正の成否」と題して講演した。安倍政権が5年弱続いてきた要因は「外交の成功」と分析。衆院選後の11月に計画されているトランプ氏との首脳会談で日米関係を強化し、北朝鮮の暴発回避に加わることなどで支持率を上昇させながら、安倍首相の悲願である憲法改正を進める見方を示した。

 22日投開票の衆院選については「自民が280前後」と予想。「安倍政権が存続する」ことを前提に、今後を予測した。

 歳川氏は来秋にも、昨年4回の首脳会談を重ねたロシアのプーチン大統領と再び北方領土問題で会談し「領土問題を前進させる」とみる。トランプ米大統領の初のアジア外遊訪問国に日本が選ばれるなど「安倍首相はトランプ氏の心をつかんでいる」と述べた。

 一方、憲法改正を巡る論議での政党の組み合わせが、政治の不安定化の懸念材料になると解説した。現状は連立を組む公明に配慮し、9条に3項を新設し自衛隊を明記するとしている。圧勝すれば「維新や希望の党を入れれば『(改憲発議に必要な3分の2の)310』を超える…と、安倍さんのおごりが出かねない」と指摘した。

このエントリーをはてなブックマークに追加