協定に署名する有田まちづくり公社の高田亨二社長(左)ら=西松浦郡有田町の有田まちづくり公社

 西松浦郡有田町で観光イベントの企画運営などを行う有田まちづくり公社(高田亨二社長)は12日、有田焼や江戸時代から昭和初期の建物が軒を連ねる同町の歴史的景観を生かした観光まちづくりの連携協定を、政府系ファンドの地域経済活性化支援機構などと結んだ。クラウドファンディング(CF)を活用して資金を集め、集客拠点づくりなどに取り組む。

 締結したのは、同機構のほか、町内に支店を置く佐賀銀行など4金融機関、CFの運営会社「READYFOR(レディフォー)」。インターネットで個人から広く資金を集め、古民家を生かした観光施設の開設費用などに充てる。事業やまちづくりのアドバイスも連携して行う。

 第1弾として、来年4月のオープンを目指すセレクトショップの改修費用をCFで調達する。公社が事務所として使用している同町本町の築100年以上の商家で、有田焼のほか、全国から集めた衣類、書籍など衣食住に関連する商品を並べる。

 資金は12日から募集を始めており、2カ月間で200万円を目指す。今後、古民家を店舗にする町内の窯元と有名シェフが手を結んだ新商品開発も予定している。(石黒孝)

=ズーム= クラウドファンディング インターネットでアイデアや商品を紹介し、資金調達する手法。出資者に特典を付ける「購入型」は製品開発やまちづくりなどで利用され、市場調査にも活用されている。被災地支援などの「寄付型」、株式を購入する「投資型」もある。世界で2兆円、国内で300億円の融資実績があるとされる。

【写真】協定に署名する有田まちづくり公社の高田亨二社長(左)ら=西松浦郡有田町の有田まちづくり公社

 

このエントリーをはてなブックマークに追加