当選が確実となり、祝福の電話を受けて笑顔を見せる山下明子さん(中央)=15日午後11時12分、佐賀市中の小路の事務所

 共産から除籍され無所属で出馬した現職の山下明子さん(57)=白山。陣営スタッフが午後11時すぎに2500票超を確認すると、事務所で一斉に拍手が起こり、支援者たちと抱き合って喜んだ。

 共産の看板議員から一転、26年間の議員活動で初めて無所属で出馬した。支援したのは、山下さんと同じように共産を除籍となった元党員や議員活動で知り合った反原発活動、東日本大震災復興に取り組む人たちだった。「考えに共感した」と選挙直前に支援を申し出た女性もいた。

 「恥ずかしいことはしていない」と除籍の事実を公言。地域を回る中で「無所属だから応援しやすい」と声を掛けられた。投票率が前回より7ポイント下回る中で、得票は約300票減に抑えた。「開票日に事務所にこんなに人がいるのは初めて。住民が主役の政治を目指したい」。12人の支援者を前にかれた声で誓った。

 共産からは現職、新人が1人ずつ立候補し、現職だけが当選した。党県委員会の今田真人委員長は「新人の知名度不足。4年後に向け地道に活動したい」と敗因を分析。共産票の一部が山下さんに流れたのではとの質問には「それはない」ときっぱり否定した。

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