当選を果たし花束を手に喜ぶ富永明美さん=佐賀市駅前中央の事務所

 無所属新人の富永明美さん(43)は3千を超える票を集め、2位当選を果たした。「当選ラインぎりぎりと思っていたが、こんなに票が入るとは」と驚きつつ、「票数は、共感してくださった人の期待の表れ。働く人が安心して子育てできる環境をつくっていきたい」。小学生の息子2人を育てるワーキングマザーが議員の一歩を踏み出す。

 佐賀市職員労働組合の専従執行委員として働く富永さん。共働き世代が増える中、自身も仕事と子育ての両立に苦しんでいた。「悩むより行動を起こそう」。子育て世代の代弁者を目指し立ち上がった。

 選挙期間中、「子どもたちに我慢させた」と葛藤することもあった。それでも、子を持つ親としての実体験を訴え続け、同世代の女性を中心に共感を広げた。事務所に詰め掛けた約40人の支持者を前に、「笑顔溢れる佐賀市のため、市民の思いを共有したい」。

 当選者36人のうち女性は3人。「女性議員が少ないのは残念」とし、「同じ苦労を感じている人は自分だけではないはず」。子育て世代の声を議会に届ける。

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