地域の安全と防災を願う参加者=唐津市の厳木コミュニティーセンター

 今年で運転開始30周年を迎える唐津市の厳木ダムを祝い15日、厳木コミュニティーセンターで記念式典があった。これまでの安全な暮らしに感謝し、今後の防災を願った。

 厳木ダムは1987年、厳木川が山間部から平野部に流れ出る広瀬地区に建設された。県のほぼ中央に位置し、洪水被害を抑えたり唐津市と多久市の水道用水をためたりしている。

 式典には、唐津市と多久市の職員など約60人が参加。地域防災を願って玉串を奉納した。厳木市民センターの市丸信一センター長は「日本各地で局地的豪雨が起き、九州でも北部豪雨が発生する中、厳木ダムが担う役割は大きい。地域の宝としてますます活用していく」とあいさつした。

 地元住民も広瀬浮立を披露した。厳木ダムの初代事務所長を務めた帆足建八さん(82)も「建設当時は『環境破壊だ』と言われることもあったが、こうして地域の人たちと一緒に30年を祝うことができてはうれしい。これからも互いにいい関係を築いてほしい」と話した。   

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