認知症の高齢者役の男性に語りかける訓練に取り組む参加者(左)=基山小体育館

認知症の高齢者に対する声かけ訓練が15日、基山小体育館で開かれた。地域住民や町内の高齢者施設のスタッフら約70人が声かけに挑戦し、認知症の人を見かけた際の対応法などを身につけた。

 認知症になっても安心して暮らせる町を目指そうと、町健康福祉課が開いた。会では認知症サポーター養成の講師の資格を持つ「キャラバンメイト」の松雪孝広さん(42)が「場所や人が分からなくなる」「考えるスピードが遅くなる」など認知症の症状を説明。「声をかけるときは怖がらせないように1人で」「優しい口調で話しかける」など対応する際の注意点を紹介した。

 キャラバンメイトの5人が認知症の高齢者に扮(ふん)した声かけ訓練では、参加者が「どちらにお出かけですか」「おうちはどこですか」「お名前は」などと高齢者に優しく語りかけ、必要な情報を聞き出し、家族や警察に電話するなどの対応につなげた。

 訓練後、参加者からは「こちらが名乗ると安心して話してくれた」「最初は話しかけるのに勇気がいった」などの感想が聞かれた。

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