多久市議会の一般質問は13日、16日にあり、議員9人がミカン耕作放棄地に代わる取り組みや市内の公共施設の管理計画と現状について質問した。

 【ミカン耕作放棄地に代わる取り組み】高齢化や後継者不足などで、市内中山間地のミカン耕作放棄地が増加する中、議員はオリーブ事業について問いただした。横尾俊彦市長は「市内には2農家が(オリーブ栽培に)取り組んでいるが、農協などを通した流通は確認していない」などと現状を述べた。議員は「手間がかからず、オリーブオイルなど近年国内需要が高まっている」としてオリーブ事業がミカン栽培の代替案として最適と主張。山田邦彦農林課長は「県に問い合わせたところ、オリーブ栽培は寒さや風水に弱いと聞いている」と答弁。議員は「耕作放棄地は竹やぶが進行し、今、代替策を考えないといけない」と市に事業の可能性を調査するよう迫った。

 【市内の公共施設の管理計画と現状】国が進める公共施設等総合計画について議員からは、市内の公共施設の現状について質問した。市内には社会体育館や交流施設など102施設が存在し、横尾市長は「そのうち築30年以上は42件で、全体の38%を占める」と答弁。議員は、今後40年間、仮に現存施設の改築や建て替えをした場合の試算額が565億円にも上るという今年3月に市がまとめたデータに触れ、今後の管理維持の計画についてただした。田代信一総合政策課長は、国の指針に沿った試算額とした上で「予算的に厳しく、当然、施設の平準化や統廃合を考えなければならない」と答えた。

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