有明わかば保育園などの保育士らにアドバイスするトルダ・イロナさん(左)=白石町の有明わかば保育園

 ハンガリーの幼児教育の専門家が16日、白石町の有明わかば保育園(大塚恭子園長)を訪れた。同園では、ハンガリーを参考にした独自の幼児教育の手法を取り入れており、同園や同じ社会福祉法人が運営する多久市の保育園の保育士ら8人が、スキルアップに向けてアドバイスを受けた。

 訪れたのは、ハンガリーの教育大で教育原理を専門に教えるトルダ・イロナさん(76)。ハンガリー方式の幼児教育を推進する福岡のNPOがイロナさんを招聘(しょうへい)したことに合わせて、同園を訪れた。

 この日は、子どもたちが自分の保護者の仕事について紹介し合い、職業への理解を深める年長児の活動や遊びを視察。イロナさんは、子どもたちがそれぞれの職業で使用する道具に興味を示していたことを踏まえ、保育士たちには「道具を並べて見せておくことで子どもたちの気を引ける」「子どもたちが自発的に活躍できる場を与えて」などと助言。保育士に求められる知識の幅広さなどにも言及していた。

 ハンガリーの幼児教育はイロナさんによると、子どもの個性を大切にしつつ、発達目的に応じて論理的な裏打ちに基づいた遊びを展開するのが特徴。大塚園長は「子どもを画一的に見がちな日本の手法ではなじめない子どもたちがおり、出合ったのがハンガリーの手法だった。本では分からない部分を助言してもらった」と満足げだった。

【写真】有明わかば保育園などの保育士らにアドバイスするトルダ・イロナさん(左)=白石町の有明わかば保育園

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