鳥栖-C大阪 前半28分、ヘディングシュートでゴールを狙う鳥栖FWイバルボ(中央)=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 勝てば来季のJ1残留が確定する大一番。鳥栖は前節、首位鹿島に完封勝ちし、自信を持って得意のホームにC大阪を迎えたが、結果は残せなかった。じりじりと相手に圧力をかけ、好機を一発で仕留めるしたたかさ。自分たちが目指していることを相手にやられ、DF吉田は「(相手に)やりたいことをやり続けられ、連係がうまくとれなくなった」と敗因を口にした。

 敵地では0-1で敗れており、「同じ相手に2度は負けられない」(MF福田)と選手たちは気迫を込めた。前半はボールを持てば吉田、福田らが積極的に仕掛けた。FWイバルボが前半23分に決めたPKも、吉田が果敢に攻め込んだからこそ生まれた得点だった。

 ただ、「隙を与えてしまった」と吉田。5日前のハイチ戦で代表初ゴールを決めたFW杉本に個人技で直後に同点ゴールを決められると、後半13分には「簡単にクロスを上げさせない」と警戒していたC大阪MF水沼にやられた。MF清武の決勝点を許した。

 C大阪は鋭い守備も光った。鳥栖の選手と激しく競り合い、終盤になるほど、鳥栖はボールを自由に前線に運べなくなった。「決めるべき時に決めないとこういう試合になる」と吉田が言えば、田川は「いつもより裏のスペースが生まれなかった」と話した。

 悔しい逆転負けとなったが、「鹿島戦で得た自信は残っている。我慢強く続けていけば」と吉田。悔しさを押し殺しながら、神戸、新潟と続く敵地2連戦を見据えた。

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