「和更紗」をテーマにした新作が並ぶ=佐賀市の徴古館

「和更紗」をテーマにした新作が並ぶ=佐賀市の徴古館

 綿を織って敷物を作る鍋島緞通(だんつう)の作品展が、佐賀市の徴古館で開かれている。今年は「和更紗(さらさ)」をテーマに、花や葉のデザインをちりばめた作品など約30点を展示・販売している。22日まで。

 鍋島緞通は、約340年前に、中国から佐賀に技術が伝わり特産品として作られてきた。鍋島藩が将軍家に献上していたことでも知られる。

 染色家・鈴田照次さんの図案を使った「淡黒柿地松梅紋」は、鍋島緞通には珍しく、直線や淡い色合いを使うことで洗練した作品に仕上げた。伝統的な「蟹牡丹(かにぼたん)」の図柄の作品もそろう。大きさは、縦191センチ、横95センチで一畳分ほどになる。

 主催する吉島伸一鍋島緞通(佐賀市大和町)は、2年前から作品の色調を抑え、モダンな雰囲気を表現することに力を入れてきた。代表取締役専務の吉島ひろ子さん(50)は「ほかの家具に合わせやすい色合いの鍋島緞通になっている。コシのある糸で織ったやわらかい手触りを楽しんで」と話していた。

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