感謝状を受けた金融機関の代表らと逢坂貴士県警本部長(右から3人目)=佐賀市の県警本部

 高齢者をニセ電話詐欺被害を防ぐため、ATMに振り込み制限を設けた県内5金融機関に逢坂貴士県警本部長が12日、感謝状を贈った。逢坂本部長は、振り込み制限は高齢者をニセ電話詐欺の被害から守るのに有効だとし「制限導入は心強い。協力に感謝する」と述べた。

 感謝状を受けたのは、佐賀西信用組合(鹿島市)、唐津信用金庫(唐津市)、佐賀信用金庫(佐賀市)、伊万里信用金庫(伊万里市)、九州ひぜん信用金庫(武雄市)の5金融機関。

 制限は、過去3年以上ATMによる振り込み実績のない70歳以上の顧客が対象で、佐賀西信用組合は9月11日から、四つの信用金庫は同月20日から運用が始まっている。8月8日から運用が始まっている佐賀東信用組合(佐賀市)を含め、これで県内のATMを保有する全ての信用組合と信用金庫で振り込み制限が導入された。

 佐賀西信用組合の栢森(かやもり)久理事長は「(顧客が)こつこつとためたお金が詐欺の被害に遭わないように守っていく」と話した。

 県警生活安全企画課によると、11日現在の今年のニセ電話詐欺被害総額は約1億2850万円(前年同期比マイナス約7630万円)、被害件数は55件(前年同期比マイナス1件)に上るという。

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