多久市は13日、市立図書館を廃校となった旧北部小グラウンド(北多久町)に新設することを明らかにした。2020年度の開館を目指す。設計費の補正予算を12月議会に提案する予定。図書館新設は、9月に無投票6選を果たした横尾俊彦市長が公約に掲げていた。

 同日の市議会一般質問で飯守康洋議員(無所属)が尋ねた。図書館新設について、田原優子教育長は「乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層が利用できる図書館を目指す」との基本構想を説明した。設置場所は、安心して読書が楽しめる静かな環境や交通アクセスの利便性など5項目を検討して判断したとしている。

 国の設置基準指針に沿い、蔵書数は約12万冊、施設の延べ床面積は約1000~1400平方メートル。特別仕様の移動図書車両も導入する。市郷土資料館にある県重要文化財「多久家文書」などの古文書を公開するコーナーも計画している。

 現在の市立図書館は中央公民館の2階にあり、蔵書数は約5万冊で、閲覧席は約60席。新図書館は当初、旧北部小校舎を改修して新設する予定だったが、蔵書重量の耐久性の問題で2年前に断念した。旧校舎は児童館として今年3月末開設した。

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