佐賀大学医学部で解剖された故人に向けて感謝の言葉を述べる学生代表=佐賀市の北佐賀草苑

佐賀大学医学部で解剖された故人に向けて献花をする学生たち=佐賀市の北佐賀草苑

 佐賀大学医学部での解剖実習などに遺体を提供した故人に対する慰霊式が4日、佐賀市の葬祭場で開かれた=写真。遺族と共に学生や教職員が参列し、感謝の思いと医学発展への決意を伝えた。

 式には約250人が参列。全員で献花を行い、黙とうして冥福を祈った。学生を代表して医学科3年の古賀裕純さんが「(故人の)医学の進歩を願う気持ちは私たちの心に届いている。身をていして人体の構造を教えてくれた『恩師』の思いに応えるためにも、病める人の心に寄り添える医師を目指して日々勉学に励みたい」と誓った。

 大学によると、昨年8月から1年間の献体数は66体で、学生による解剖実習は30体、死因究明のための病理解剖は36体だった。実習用の献体は、生前に家族らの同意を得た上で大学に登録する。

このエントリーをはてなブックマークに追加