蔵上遺跡から出土した土偶(上)と石棒(下)=「鳥栖市誌第2巻」より

鳥栖市の蔵上(くらのうえ)遺跡の調査では、まず3500年前ごろの縄文時代後期の竪穴(たてあな)住居跡・お墓とお祭りの道具が発見されました。

 確認できた住居跡は10軒、直径5メートル弱の円形で、このうち2軒がやや古く、お墓も20基のうち5基が古いと確認されています。残りの8軒も同時期ではなく、順次つくられたようで、そんなに大きな集落ではなかったと報告されています。

 ところが、祭りの道具のセットは大量に出土しました。土偶6点、石偶1点、石棒7点、×字形土製・石製品合わせて44点や土製・石製円盤47点などでした。

 縄文人の祭りで最も重要なのは、女性を象徴する土偶と、男性を象徴する石棒を使ったもので、これらを使って、自らの繁栄と、自然が豊かであることを祈ったのでしょう。

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