福岡市博多区の原三信病院にタクシーが突入し10人が死傷した事故で、事故直前、タクシーのブレーキランプが点灯していなかったと目撃者が福岡県警に証言していることが13日、分かった。

 自動車運転処罰法違反の疑いで逮捕された運転手の松岡龍生容疑者(64)は「ブレーキが利かなかった」と供述しており、県警はブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性もあるとみて調べている。

 事故を目撃した70代女性は取材に対し「後ろから見ていたけど(ブレーキ)ランプはついていなかった。その直後に(病院の)ガラスを突き破った」と証言。県警にも同様の説明をしたという。

 ブレーキランプは車両後部にあり、ブレーキを踏むと点灯する仕組み。タクシーは事故の約半年前に車検に合格し、約1カ月前の定期点検でも異常はないとされた。

 県警は、現場周辺の防犯カメラ映像で点灯状況を調べるとともに、事故直前の車の操作状況を記録する装置の解析を進める。

 事故は3日夕に発生。松岡容疑者は病院から東に300メートル以上離れた公園を出発後、市道を病院方向へ直進。走行中に急加速したとみられ、猛スピードのまま病院に突っ込んだ。入院患者と見舞客計3人が死亡した。【共同】

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