2017衆院選さが

 安倍政治を問う第48回衆院選は10日、公示され、佐賀県内の2小選挙区には自民党、希望の党、共産党、幸福実現党、無所属から前職4人、新人2人が立候補した。消費税増税や憲法改正など国のありようを左右する重要施策のほか、佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画、玄海原発再稼働を含む原子力政策などが争点。22日の投開票日に向け、12日間の激しい選挙戦がスタートした。

 立候補したのは届出順に、1区が自民前職の岩田和親氏(44)=2期・公明推薦、幸福新人の中島徹氏(43)、民進出身で無所属前職の原口一博氏(58)=7期。2区は共産新人の大森斉氏(62)、民進出身で希望前職の大串博志氏(52)=4期・民進県連推薦、自民前職の古川康氏(59)=1期・公明推薦。

 9月28日の解散から約2週間で選挙戦の構図は大きく変わり、1区は原口氏が無所属で出馬したことで共産が候補擁立を取り下げ、野党候補の一本化が実現した。2区の大串氏は希望の公認候補となり、共産は第3極として予定通り候補者を立てた。

 1区は前回2014年衆院選と同様に、岩田、原口両氏が激突する。岩田氏は地方も実感できる経済対策などを掲げ「多くの課題を抱える中で、責任を持って政治を進める」と自公政権の政策実行力を前面に打ち出し、原口氏は立憲主義を守るため「国会を国民の手に取り返す」と強調した。中島氏は「清潔で勇断できる政治を」と訴えた。

 2区も前回と同じく大串、古川両氏がしのぎを削る。大串氏は解散自体を批判し「今回のテーマは一つ。安倍総理を止めること」と声を張り上げ、古川氏は北朝鮮問題と少子高齢化を挙げ「二つの危機にどう立ち向かうのかが問われる」と主張した。大森氏は自民、希望両党を批判し「ぶれずに市民と野党の共闘を広げていく」と呼び掛けた。比例代表の九州ブロックには、自民前職の今村雅弘氏(70)=7期=が単独3位で立候補したほか、自民の岩田、古川両氏は同列4位、希望の大串氏は同列2位に登載された。

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