突然の解散後、野党の再編劇が注目された衆院選は10日公示され、佐賀1、2区に立候補した6人が出陣式で決意を述べた。自民党候補は北朝鮮の脅威や少子高齢化などの課題に「責任を持って政治を前に進める」と訴え、野党や無所属候補らは「選挙のテーマは安倍総理を止めることだ」と対決姿勢を鮮明にした。(上から届け出順)

1区

岩田 和親候補 自民・前 責任もって政治前へ

 

 言うまでもなく、この衆院選は政権選択の選挙だ。国外には北朝鮮の脅威をはじめ国際情勢が厳しい中、国内には人口減少を中心とした極めて多くの難しい課題を抱える中、責任を持ってこの政治を前に前に進めていかなければならない。
 国民の皆さんからの厳しい指摘を受け止めながら、謙虚に誠実に訴えていくしかない。大事な課題がある中で、政治をもてあそぶかのように国民不在の騒動を起こす無責任なあり方に今の政治を託していいのか。私たちは責任政党だ。
 愛する古里佐賀のため、日本の景気回復をしっかり実感できるよう取り組みたい。まずは農林水産業。佐賀の農業をしっかり守る。有明海再生もしないといけない。「一番寄り添って頑張っているのは岩田だ」という強い自負を持って頑張っていく。
 本当に苦しい苦しい戦いになる。相手も背水、自分も背水、崖っぷち。人生の正念場と位置付けて決死の戦いに臨む。皆さんの全力をお貸ししてほしい。(佐賀市の松原神社で)

中島 徹候補 幸福・新 政治に1本背骨通す

 

 今回の選挙で一番訴えたいのは「清潔で、勇断できる政治を実現する」ということ。今この日本において、政治にうそやごまかしが多く、多くの方が失望している。そんなことを繰り返している今日において、私は政治に一本の背骨を通したいという思いで出馬した。
 私は4年間、佐賀市の与賀町交差点でつじ立ちをさせてもらった。行き交う人たち、子どもたちの姿を見るたびに、この人たちを守りたい、佐賀の役に立ちたいという思いがふつふつと湧いてきた。未来において、佐賀に住んでよかった、生まれてきてよかったと思ってもらえる方がたくさん出てきてもらえるよう、粉骨砕身で頑張っていく。
 国防、経済、地域貢献を掲げて戦う。今回の選挙は3度目の戦い。3度目の正直という言葉もある。今回の戦いに命を懸けて必ず勝利する。本当にこの国、この佐賀に生まれてよかったと思っていただけるような政治を実現する。どうか、最後の最後まで応援よろしくお願いします。(佐賀市の市役所前で)

原口 一博候補 無・前 国民に国会取り返す

 

 無所属での出馬を決断した。手続きが間に合わなければ立候補自体も危ないという中で、出発式にたくさんの皆さんが足を運んでくれた。感謝したい。
 この総選挙はこれまでと違う。国民が、国会を国民の手に取り返す選挙。(与党は)憲法があってなきがごとき振る舞いをしている。立憲主義は最も大切だ。侵されれば、私たちの自由も人権もない。
 今だけ、金だけ、自分だけ。それは冷たくて暗い社会。政治を刷新して、民主主義、立憲主義、平和主義を守りたい。選挙を1対1の構図にするため、立候補を取り下げた政党もある。この戦いは政党でなく市民が主役。立憲主義、立憲共闘を佐賀から大きく立ち上げ、連帯の輪を広げよう。
 私には夢がある。バルーンが舞う佐賀平野の空でオスプレイに飛んでほしくない。私も難病を公表したが、障害への差別を皆で取り除きたい。税金を本当に社会保障や教育、災害対応のために使う。命と平和のために、国会を国民の手に取り返そう。(佐賀市のホテルマリターレ創世)

 

2区

大森 斉候補 共産・新 市民と野党共闘拡大

 

 秘密保護法や共謀罪など、安倍政権ほど憲法をないがしろにした政権はない。退場に追い込む戦いの先頭に立って奮闘する。
 国民が切実に願う子育てや教育の施策を、人質に取る形で消費増税をしようとしている。5%から8%になった前回の増税で景気は冷え込んだ。選挙のたびに安倍首相は「アベノミクス」と言うが、貧困と格差を広げただけ。大企業や富裕層への課税をするべき。
 2区の他の候補者は原発を容認する立場の人。私は再稼働反対という立場を明確にして戦う。玄海原発は動かすほど、処理できない核のごみがたまっていくばかり。使用済み核燃料プールも余裕はない。原子力規制委員会も「安全だ。大丈夫だ」と言うが、新しい安全神話を作っている。
 安倍政権に厳しい審判を下す選挙にしたい。希望の党も自民党の補完勢力でしかない。民主主義と平和主義を取り戻すため、ぶれない共産党はこれまで進めてきた市民と野党の共闘を広げる。(唐津市神田のスーパー前で)

 

大串 博志候補 希望・前 安倍政権退場先頭に

 

 今回の選挙のテーマは一つ。安倍総理を止める。その一つだ。この5年間、私たちの暮らしは少しも良くならなかった。アベノミクスといっても地方に恩恵はなく、都市部との格差は広がった。子どもたちが佐賀で就職できるようになったか。人口減少は止まったか。年金や医療や介護は安心になったか。何ら一切、良くなっていない。
 農業だってそうだ。上から目線の農協改革など地方が切り捨てられている。有明海の環境異変の問題も、開門するという方針が安倍政権の下で真逆になった。
 安倍総理は国会での数の力を背景に、何でもありの傲慢 (ごうまん)な政治を続けてきた。その一番の表れが今回の自己都合解散だ。私たちの生活を踏みにじり、不安や疑問の声に耳を傾けようとしない安倍政権には退場してもらうしかない。
 その先頭に立つのが私だ。希望の党という新しい党を、私が中心となって引っ張っていく。そのためには、何としても選挙区で勝たないといけない。(武雄市の選挙事務所で)

 

古川 康候補 自民・前 地域に活躍の出番を

 

 今回の選挙は大きな二つの危機にどう立ち向かうかが問われている。
 一つは北朝鮮対応。国際社会と圧力をかけるやり方でいいのかどうか判断を仰ぐ。北朝鮮には対話で平和国家を歩むよう働き掛けてきたが裏切られた。今は対話ではなく、圧力をかけ続けることで思いとどまらせることが必要と考える。
 もう一つは少子高齢化社会。若い人の経済的不安を解消し、安心して働き、暮らせる環境をつくる必要がある。働き方を変え、企業が収益を出せるよう支援する道筋をつけ、地域に必要な人材をしっかり育てることにつなげたい。
 私は、大都市の論理で国政を運ぶことなく、地域が活躍する出番をつくることが大切と考えている。2期目になれば中堅。皆さんの声を踏まえて党の政策をブラッシュアップするのが仕事になる。必要な公共事業、農業投資、防災対策を行って暮らし、地域、国を守りたい。皆さんの力を得て、誰もが輝く、地域が輝く社会を実現したい。(武雄市の選挙事務所で)

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