小松市長(中央)から聞いたまちづくりについての考え方をもとに、印象に残ったことなどを話し合う武雄高校生=武雄高校

 この夏、武雄高校生27人が武雄市のまちづくりについてさまざまなプランを考え、実行した。五つのグループをつくり、名所や企業、郷土料理を取材したり、スポーツイベントやペットとの共生によるまちづくりを探った。ふるさとを見つめ直した活動を伝える報告会も開き、小松政市長らに提言を重ねた。高校生の目線で考えた活動の内容と報告会を詳報する。

 「若い声をまちづくりに取り入れたい」と、武雄市が「高校生のまちづくり参画企画」として初めて企画した。1、2年生27人は小松市長からまちづくりの考えを聞き、活動のテーマを考えた。五つのグループに分かれて自分たちができるアクションプランを練り、夏休みを使って実践した。

 5グループのプランは、(1)観光名所や企業、団体をPR(2)高校生目線で武雄をPR(3)朝市の会場で温泉卓球大会を開いてにぎわい創出(4)郷土料理を学んで若者にPR(5)飼い主とペットが楽しく暮らせる地域。関係者への取材やアンケート実施、イベントの準備などに奔走した。

 このうち郷土料理を学ぶグループは、朝日町食生活改善推進協議会の中尾良子会長の自宅で「黒米おはぎ」や「ゆでだご」の作り方を教わった。

 中尾さんは「ゆでだごは田植えの時に食べていた」など説明も添えて作り方を指導。「食事は10~20年かかって成果がでる。毎日の食事は大事」と食の大切さも訴え、高校生たちは熱心に話に耳を傾けた。

 中尾さんがゆでだごを作るとき、「ご飯をおかゆのようにし、すり鉢ですって混ぜるとだんごが冷えても軟らかい」と昔、近所のおばあちゃんに教わったことを伝えると高校生らは初めて知ったと驚いた様子。ゆでだごをハート型にするなど女子高生らしいアレンジを加えながら楽しそうに作っていた。 

 報告会は市議会議場で開催。市長や市の部長らを前に、活動の内容や苦労、活動を通して考えたことなどを発表した。「知らなかった武雄の魅力を発見できた」という内容も多く、さまざまな提言も行った。

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