献穀田で稲刈りを体験する五町田小の子どもたち=嬉野市塩田町

 11月23日に皇居である新嘗(にいなめ)祭に向けて県内から献上する米を刈り取る「抜穂(ぬいぼ)式」が8日、本年産の担当地域である嬉野市塩田町石垣地区の圃場であった。市や農協、県などの関係機関で組織した生産対策協議会メンバーや地域住民ら約60人が、病害虫などに負けず無事に得られた秋の実りを祝った。

 神事の後、五町田小の子どもたち約20人が収穫を楽しんだ。

 JAさがみどり地区塩田支所によると、本年産米は9月中旬からトビイロウンカによる被害が目立ち始めたという。県内でも特に南西部で被害が拡大した。

 約10アールの圃場(ほじょう)を管理していた吉牟田十郎さん(67)は「災害やイノシシの被害もなく、ウンカが大発生した中でも立派な稲ができてほっとしている。朝晩の見回りのほか、防除などの対策も早めに取ってきてよかった」と安堵(あんど)の表情。収穫した中から1升を献上し、残りについては「地域やお世話になった方、また給食センターなどに分けてあげられたら」と話していた。

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