自分たちが起こした火で、土器に入った赤米が炊ける様子を見る参加者たち=吉野ケ里歴史公園

 弥生時代の環濠(かんごう)集落を復元した吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で7、8の両日、竪穴住居の宿泊体験が開かれた。開園した2001年から続く恒例行事。県内外から13組39人の家族連れが参加し、古代の生活を肌で感じていた。

 初日は、竹を割るなどして箸や器を作った参加者たち。夕食作りでは、土器を使った弥生時代ならではの調理方法に挑戦、苦しみながらも火をおこし、古代米の「赤米」を炊きあげた。参加者たちは赤米のほかに、豚汁と鶏の薫製を自作の食器に乗せて頬張った。8日は園内の水田で赤米の稲刈り体験もあった。

 母親と福岡県から参加した春日野小6年の内田侑希さん(12)は「いまではあり得ないことですごかった。食事を作るために、火おこしからするのが新鮮だった」と体験を満喫。主催した吉野ケ里公園管理センターの維持管理課の行徳和明課長は「歴史に触れて興味を持ち、これからにつなげてもらえれば」と期待を込めた。

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