公開討論会で議論を交わした(右から)古川康氏、大森斉氏、大串博志氏=小城市三日月町のドゥイング三日月

■防災

【古川】災害予測にも重点

【大串】地域社会維持に力

 

 古川 知事をしていて思ったのは、防災担当の職員は事が起きた時の対応は優れているが、その先に何が起きるか予測するノウハウが足りない。国会議員になって気象予報士を自治体に派遣する制度をつくった。防災・減災のための政策をさらに充実させたい。

 大串 戦後つくられた社会インフラが更新期を迎えているが、そのための予算が少なく、防災の観点から極めて脆弱(ぜいじゃく)な状況を生んでいる。維持管理にしっかり予算を付けることが大切だ。ソフト面では、地域コミュニティーの維持に力を入れることが防災対策になる。

 大森 九州北部豪雨では、山林に人の手が入らず放置されていたことが被害拡大を招いたとされており、離農対策を進めることが防災につながる。また、被災者の生活再建のための支援金が少ない。国の予算の中で無駄を削ってそういうところに持っていきたい。

 

■若い世代へ

【大串】雇用の安定化大切

【大森】最低賃金1000円に

 大串 若い皆さんの支援は社会保障を持続可能なものにするという意味でも絶対必要。就学前教育の無償化や高等教育の授業料減免など、これまでと違う規模での資源を投入してやらなければならない。年金のあり方の改革、結婚や出産にもつながる雇用の安定化も非常に大切だ。

 大森 大学授業料を半額化する計画を作り、奨学金も給付制など抜本的に改革していく。非正規雇用が多いが、きちんと社会保険が受けられるようにし、最低賃金は今すぐに1000円を基準にすることを求める。希望者全員が保育所に入れるよう認可保育所を増やす。

 古川 年1回、選挙区内の県立・私立高校の門の前に立ち、国政報告をしている。どんどん変わる時代に、自分や地域がどう生きていくか。道しるべを示すことが政治の仕事だと思う。結婚や子育て、障がいのある子の療育支援。安心した暮らしや仕事ができる道しるべをしっかり作りたい。

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