ボクシング少年男子ウエルター級準決勝 果敢な攻めで決勝進出を果たした成富丈一郎(杵島商高)=愛媛県の松前公園体育館

ボクシング少年男子ライトウエルター級準決勝 第1ラウンド後、セコンドについた前田真一監督の話を聞く木村歩夢(高志館高)=愛媛県の松前公園体育館

■連打で鮮やか逆転

 磨き上げた連打で日本一に王手をかけた。ボクシング少年男子ウエルター級の成富丈一郎(杵島商高)は、準決勝で愛知県代表の本島に3ラウンドRSC(レフェリーストップコンテスト)勝ち。強烈な右で2度のダウンを奪い、鮮やかに逆転勝利を収めた。

 相手の手数に押されて第1ラウンドを落としたが、そこから本領を発揮した。左ジャブに左右のフック、ボディーを織り交ぜて細かく連打。ぐいぐい相手を押し込むと、一瞬の隙を逃さずに強烈な右ストレートでダウンを奪った。

 第3ラウンドも手数で圧倒。スタミナが切れた相手を連打でさらに追い詰めると、最後は再び鋭い右でとどめを刺した。

 終わってみれば、圧倒的な勝利。悲願の国体日本一に向け、森田隆宏監督は「これで弾みがついた」と納得の表情。成富は高校最後の公式戦となる決勝に向け、「体力も技術も全部をリングに置いてくるつもり。死ぬ気で頑張る」と闘志を燃やした。

■木村(高志館高)3位

(少年男子ライトウエルター級)

 すべての力を振り絞り、最後はリングの上で堂々と胸を張った。ボクシング少年男子ライトウエルター級の木村歩夢(高志館高)がうれしい3位入賞。表彰状を手に「今の力は出し切れた」とうなずいた。

 準決勝の相手は全国総体覇者の宇佐美正パトリック(大阪)。その強烈なパンチを何度浴びても「絶対倒れない」と決めていた。試合中盤に完璧な右をもらったが、恩師の前田真一監督が待つ青コーナーに必ず戻ると気持ちを切らさなかった。

 「ボクシングのおかげで体も気持ちも強くなった」と木村。「大学で競技を続け、もっと強くなります」と笑顔で前を向いた。

 ▽少年男子ライトウエルター級準決勝

宇佐美正パトリック

(大阪・興国高)

判定

木村歩夢(高志館高)

 ▽同ウエルター級準決勝

成富丈一郎(杵島商高)

RSC

3回45秒

本島翼(愛知・名古屋工学院専門学校)

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