佐賀1区への候補擁立取り下げを発表する今田真人委員長(左)と候補予定者だった上村泰稔氏=佐賀市の共産党県委員会

 衆院選佐賀1区への擁立取り下げを決めた共産党県委員会は8日、いったんは頓挫しかけた野党共闘の流れが再生したと歓迎した。「取り下げは共に戦うという原口氏へのメッセージ」と強調し、「安倍政権退陣への流れを佐賀からつくる」と気勢を上げた。

 県委員会の今田真人委員長によると、7日に共産党の穀田恵二選対委員長と原口氏側が電話で会談し、(1)立憲主義回復(2)安保法制廃止(3)県内課題への対応(オスプレイ配備反対、諫早湾開門調査実現)(4)選挙後に希望の党に合流しない―の4点を確認した。

 党中央委員会が一本化を決定し、県委員会総会で上村泰稔氏(52)擁立見送りを確認した。今田委員長は「勇気ある決断と、その思いに応える。自民に議席を許すわけにはいかない」と述べ、県委員会幹部として支援に回る上村氏も「立憲主義と安保法制廃止という大義の旗を掲げる人を一人にし、安倍政権打倒の力を高めたい」と語った。

 民進出身で希望公認として2区に出馬する大串博志氏(52)については、「希望は自民の補完勢力」との判断から共闘はせず、新人大森斉氏(62)を予定通り擁立する。

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