第48回衆院選は10日公示され、22日の投開票に向け選挙戦が繰り広げられる。佐賀県内の小選挙区では、1区から立候補を予定していた共産党新人が8日、野党共闘を理由に出馬を見送り、自民党と民進党出身の無所属の前職対決に幸福実現党新人が絡む構図になった。2区は自民、希望の党の前職と共産新人の3人の争いで、計6人が立候補する見通し。

 

 1区から希望公認で出馬準備を進めていた民進前職の原口一博氏(58)=7期=が7日に無所属での立候補を表明したことを受け、共産党県委員会は8日、新人上村泰稔氏(52)の擁立を取り下げた。今田真人委員長は「原口氏の決断を高く評価し、安倍政権を退場させる」と強調、野党の候補一本化を実現させた。

 1区は、原口氏のほか自民前職の岩田和親氏(44)=2期・公明推薦、幸福新人の中島徹氏(43)。2区は自民前職の古川康氏(59)=1期・公明推薦、民進出身で希望前職の大串博志氏(52)=4期・民進県連推薦、共産新人の大森斉氏(62)。前回「0増5減」の区割り見直しで比例九州ブロックに回った自民前職の今村雅弘氏(70)=7期=は、今回も比例で立候補する。

 森友、加計(かけ)学園問題などで逆風の自民は、公明党と選挙協力。2015年の知事選を巡り対立した県農政協議会の協力関係は不透明だが、組織固めを徹底する。民進は、無所属の原口氏と希望の大串氏で分裂状態となったものの、「安倍政権打倒」へ社民党や連合佐賀は引き続き支援する。

 

 県内立候補予定者(敬称略)

 ▽1区

岩田和親 44 党国土交通部会長代理  自前

原口一博 58 前民進党副代表     無前

中島 徹 43 党佐賀第1選挙区支部長 幸新

 ▽2区

古川 康 59 党農林部会副部会長   自前

大串博志 52 前民進党政調会長    希前

大森 斉 62 党佐賀県委員会委員   共新

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