無投票での4選が決まり、支援者に感謝を述べる秀島敏行氏=8日午後6時3分、佐賀市本庄町の事務所(撮影・米倉義房)

 任期満了に伴う佐賀市長選は8日告示され、現職の秀島敏行氏(75)=3期、本庄町=のほかに立候補の届け出がなく、無投票で4選が決まった。全国市長会によると、県庁所在地の市長で最高齢となる。佐賀市長選の無投票当選は38年ぶり。同日告示の市議選(定数36)には43人が出馬し、7日間の選挙戦に突入した。投開票は15日。

 午後6時に本庄町の事務所に姿を見せた秀島氏は「私の力は小さいが、仲間、市職員がいる。これらかも支えてほしい。できるだけのことをして4年先、どなたかにバトンタッチできるような素地をつくりたい」と語り、4期で引退する考えを示した。無投票当選には「複雑な思い。市民全てが委ねるというわけではないということ。初心に帰って足元から見直したい」と述べた。

 秀島氏は6月議会一般質問で出馬表明し、バイオマス事業の推進や、オスプレイ配備計画で揺れる地元で地域融和のため「調整の労」を取ることなどを理由に挙げた。配備計画には慎重な姿勢を示している。

 4期目の政策には、3千人の雇用確保、JR佐賀駅周辺整備、世界最大級の藻類培養拠点の整備、認可保育園の待機児童解消などを挙げている。

 秀島氏は元市職員で、水道局長、市シルバー人材センター常務理事などを務めた。2005年10月、旧佐賀市など5市町村合併で誕生した新市の市長に初当選。09年、13年も再選した。

 市議選の立候補者は現職34人、新人9人。旧市町別では旧市29人、諸富、大和、東与賀町が各3人、川副、富士町が各2人、久保田町が1人。党派別にみると、自民17人、公明4人、民進3人、共産2人、社民2人、幸福実現1人、無所属14人となっている。

 選挙人名簿登録者数は19万3630人(男性8万9753人、10万3877人)=7日現在。

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