全校生徒からの要望をまとめた3議案を提案する町長役の橋本飛勇向さん=基山町議場

執行部側から提案された議案について質問する議員役の生徒=基山町議会

 中学生が町の将来など議論する「基山町子ども議会」が7日、同町議場であった。基山中の生徒15人が執行部側と議会側に分かれ、町の活性化や防災に関する3議案を審議し、すべての議案を可決した。可決した議案は町議会を通して町に提案する。

同町議会(品川義則議長、定数13)の議会改革の一環として初めて実施した。早ければ3年後に選挙権を持つ中学生に議会を模擬体験してもらうことで、町政や議会活動への関心を高めてもらう狙い。町議がサポート役などを務めた。

 同議会では、町長や担当課長など執行部側を5人、議員役を10人が担当。生徒会長の橋本飛勇向さん(15)が町長役を務め、全校生徒の要望をまとめた3議案を提案した。

 議案では(1)防犯灯やカーブミラーの設置(2)自然と歴史を生かした町の活性化策(3)町独自の「防災の日」を制定するなど安心安全の町づくり-を提案。議員役の生徒からは「予算はいくらぐらいかかるのか」「整備にどれくらいの時間がかかるか」などの質問が出され、執行部側の生徒は丁寧に回答した。賛否の討論を経て、採決した。

 橋本さんは「十分な議論ができたと思う。可決した3議案を町の活性化につなげてほしい」と期待。品川議長は「議会からの発議で中学生の思いを町政に届けたい」と話した。

【写真】執行部側から提案された議案について質問する議員役の生徒=基山町議会

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