インターネット社会の将来

 インターネット社会に関する全国世論調査では、利用がますます拡大する将来について、不安視する回答が期待を9ポイント上回った。ただ、性別や世代によって傾向は大きく異なり、期待の声は女性より男性で、中高年層より若年層で高まる。若い世代は「働き方」の変化に期待する声が大きく、属性によって、具体的な内容にも違いがみられた。

 「不安派」の内訳は「不安が大きい」(17%)「どちらかといえば不安」(36%)。「期待派」の内訳は「期待が大きい」(12%)「どちらかといえば期待」(32%)。

 「期待派」は女性が36%と低いのと対照的に、男性は53%。世代別では60代以上の高年層が30%、40~50代の中年層で51%、30代以下の若年層は62%と、若い世代ほど期待派が多い。

 期待や不安の具体的内容は、世代間で違いが浮き彫りに。一方で男女間に大きな差はなかった。

 若年層は「役所に行かなくても手続きが完結する」が41%と最も高く、「在宅勤務や仕事の効率化で労働時間短縮」(35%)、「外国語自動翻訳機能が発達」(31%)と続き、効率性や利便性の高まりを歓迎する傾向。

 高年層は「遠隔診療の普及」(41%)がトップ。次いで「役所の手続き」と「自動車の自動運転」がいずれも26%。医療や交通のイノベーションへの期待が大きい。

 一方、年代を問わず「シェアリング・エコノミーが増える」を挙げた人は多くなかった。

 不安の内容としては、最多の「個人情報流出」(44%)に次いで「コンピューターウイルスの感染」(27%)、「パスワードが盗まれ不正利用される」(25%)の順。

 年代別で特徴的なのは、若年層は27%が「子どものネットいじめ」を、高年層の25%が「ネット詐欺による金銭被害」をそれぞれ挙げ、年代ごとに身近に感じられる問題を反映した。【共同】

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