薩長土肥の功績を紹介する4県知事によるフォーラムで、佐賀県の魅力を説明する山口祥義知事(右から2人目)=東京都江東区の東京ビッグサイト

 2018年の明治維新150年に向け、維新の原動力になった「薩長土肥」4藩の功績を紹介するフォーラムが7日、東京都内で開かれた。佐賀県の山口祥義知事をはじめ、鹿児島、山口、高知県の知事が、日本の近代化に4藩が果たした役割を説明し、先人の志や行動力を生かして地方創生を担う決意を述べた。

 山口知事の他に登壇したのは三反園訓(みたぞの・さとし)鹿児島県知事、村岡嗣政山口県知事、尾崎正直高知県知事。

 知事らはパネル討論で各藩の特色に触れ「情報を集め、先を読む力にたけていた」「困難を突破する力があった」などと強調した。

 山口知事は技術力や教育力の高さを示す一方、そうした功績が「県民にあまり知られていない」と指摘した。「だからこそ、佐賀は歴史を学ぶ活動の余地が残されている」と話し、来年3月から開く「肥前さが幕末維新博」をPRした。

 歴史家で作家の加来耕三さんは基調講演で「4藩は海に面し、財政再建を実現していた」と共通点を示し、「明治維新は改革の積み重ねだったといえる。結果からではなく、歴史のプロセスの中で『なぜそうなったのか』を考え、150年の節目を機に多くのことを学ぶべき」と呼び掛けた。

 フォーラムでは、先人の偉業を継承しながら地方を支える人づくりの推進、魅力発信に取り組むことなどを盛り込んだ共同宣言を発表した。人気アイドルグループ・AKB48のメンバーが各県の魅力を紹介するコーナーもあり、約700人が参加した。

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