入れ歯を供え、読経する副島正幸住職=佐賀市の潮音寺

 使わなくなった入れ歯や抜けた歯に感謝する供養祭(佐賀県保険医協会主催)が7日、佐賀市の潮音寺であった。歯科医ら約10人が出席し、健康に暮らすために歯の大切さを確かめた。

 同協会の新井良一副会長が「歯は健康そのものに影響し、発音や顔の表情づくり、認知症予防にも重要な役割を果たしている」とあいさつ。出席者が持参した約50人分の入れ歯などを供え、副島正幸住職(71)が読経した。副島住職は法話で自身も入れ歯を使っていることを紹介し、「私たちは先祖や周りの人々、物のおかげで生かされている」と語り掛けた。

 太良町から訪れた歯科助手の女性(27)は「患者さんからは『入れ歯のおかげでご飯が食べられてうれしい』との声をよく聞く。入れ歯を作る技工士さんの存在の大きさも改めて考えさせられた」と話した。

 供養祭は今年で4回目。「入れ歯になる前に」との願いを込め、10月8日の「入れ歯の日」の前日に実施した。

このエントリーをはてなブックマークに追加