末期がんから生還した自身の体験をユーモアを交えながら語る俳優の小西博之さん=佐賀市文化会館

 「コニタン」の愛称で知られる俳優の小西博之さん(58)が7日、佐賀市文化会館で末期がんから生還した自身の体験について講演した。小西さんは「人生は50対50。幸せと不幸は同じように来る」という師匠・萩本欽一さんの教えで、病気を受け入れて前向きになったことなどを紹介した。

 小西さんは2004年12月、末期の腎臓がんと診断された。死の恐怖にさいなまれたが、萩本さんの言葉を思い出し、「我慢して闘うのではなく、毎晩泣いて受け入れた」。病気を治してテレビに出るという目標を持ち、次に訪れるであろう幸せをイメージして日々を過ごしたことを語った。

 小西さんはステージから降り、ユーモアたっぷりに熱弁を振るった。腹部の手術痕を観客に見せ、「20センチのがんの僕ですら、こんなに元気になった」とアピール。子どもの自殺問題にも触れ、「子どもは大人のまねをする。大人が笑顔で最後まで生きることが大切」と訴えた。

 講演会は、住友生命福祉文化財団と佐賀新聞社が主催する「スミセイウエルネスセミナー」の一環として開催。会場では、筋力測定や健康チェックの体験コーナーなども設けられ、来場者は健康増進の大切さを改めて意識していた。

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