公開討論会で意見を交わした衆院選佐賀1区立候補予定の(左から)原口一博氏、上村泰稔氏、中島徹氏、岩田和親氏=佐賀市東与賀町の東与賀文化ホールふれあい館

 衆院選の佐賀1区で立候補を予定する4人の公開討論会が6日、佐賀市東与賀町で開かれた。公示日が10日に迫る中、佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画や憲法改正など六つの争点について論戦を繰り広げ、有権者約200人が熱心に聞き入った。

 前日の2区に引き続き、佐賀新聞社と日本青年会議所佐賀ブロック協議会が共催。自民前職の岩田和親(44)、民進前職で希望の党公認の原口一博(58)、共産新人の上村泰稔(52)、幸福実現党新人の中島徹(43)の4氏が登壇した。

 佐賀空港が立地する1区で懸案となるオスプレイ配備計画に関し、岩田氏は地元の理解を前提に「国防や災害対応を考えたとき、オスプレイのような最新鋭機の必要性は認めていくべき」と主張した。これに対し原口氏は「(自衛隊との共用を否定した)佐賀空港を造る時の協定もある。全く不要で危険である」として明確に反対した。

 上村氏は、沖縄県やオーストラリアなどで昨年から相次ぐ事故を念頭に「尊い人命が失われた。こういう欠陥機は佐賀に持ってきてはいけない」と強調、中島氏は「離島防衛の観点から必要」と語った。

 憲法改正では、教育無償化や合区解消などを公約に盛り込んだ自民の岩田氏は、国際情勢や災害対応を踏まえ「自衛隊をきちんと明記すべき」と議論を進める考えを示した。時代に合った憲法のあり方の議論を掲げる希望の原口氏は9条に関し「不戦の誓いをしっかり書き込むなど、平和主義を守る方向であれば賛成」と述べ、知る権利や環境権などの必要性を訴えた。

 上村氏は現憲法堅守の立場で「特に9条は絶対に変えてはいけない。戦争を進める議論はきっぱり拒否する」と力説し、中島氏は「このままでは自衛隊が本来の力を発揮できない」として9条改正を求めた。

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